略歴

松浦伸吾

作曲・音楽理論を専門とする音楽家。音楽教育者。

兼業バンドネオン奏者。

1979年京都生まれ。大阪育ち。奈良在住。

大阪府立池田高等学校、大阪音楽大学音楽学部作曲学科作曲専攻を経て、大阪音楽大学大学大学院音楽研究科作曲専攻終了。修士(音楽)。作曲を故近藤圭、作曲とピアノを久保洋子、サクソフォンを篠原康弘の各氏に師事。第4回ユングフラウ・ミュージック・フェスティバル指揮マスタークラスおよび2006年度ウィーンマスターコース修了(指揮)。バンドネオンにおいては演奏基礎をアルゼンチンにてN・マルコーニに学んだ(2005-2006)後独学。義太夫三味線を人形浄瑠璃文楽座技芸員の鶴澤清介氏に師事(2008-)。能勢人形浄瑠璃鹿角座の座員として義太夫三味線を弾く。上記以外の諸楽器(管打楽器、鍵盤楽器等)の演奏技術を習得。演奏会等の企画・制作・運営を実践より学ぶ。現在まで多数の音楽教育現場を経験(生涯教育及び学校教育)。
財団法人ロームミュージックファンデーション音楽特別在外研究生、大阪音楽大学音楽博物館研究技術員などを経て現在、大阪音楽大学非常勤講師(作曲・音楽理論)および神戸学院大学非常勤講師(共通教育)。専門は西洋音楽(クラシック音楽及び現代音楽)。ジャズ、ワールドミュージック、クラブカルチャー、エレクトロニカ、サウンドアート等の音楽を好む。(社)日本作曲家協議会、関西現代音楽交流協会、日本音楽教育学会、日本音楽表現学会、各会員。

制作した作品についてはこちら

賞歴・入選歴(作曲分野)

2002
2003年度全日本吹奏楽コンクール課題曲作品公募入選 日本

2002
第71回日本音楽コンクール作曲部門第2位入賞 日本

2009
第3回シートマイヤー国際チェレスタ作曲コンクール入賞(順位無し) ドイツ

2011
第28回現音新人賞入選及び富樫賞 日本

2014
第2回国際アルケマ作曲賞第1位入賞 オランダ

2017
ISCM(国際現代音楽協会)世界音楽の日々2017バンクーバー大会入選 カナダ

出版物

2004
楽譜 マーチ「ベスト・フレンド」 ㈳全日本吹奏楽連盟

2015
教材 『幼児保育・保育のうた 99曲マスター』(共著 柚木たまみ編) 三学出版
編曲及び楽譜制作を担当

2015
楽譜 「深夜」 Edition Matchingarts

2016
楽譜 『24人の作曲家によるピアノ小曲集「こどもたちへ2016世界のごちそう編-1」』(共著) カワイ出版
自作品「エンパナーダのサンバ」掲載

2017

CD 『展覧会の絵』 生水敬一朗 & 北村聡 Disc Classica
自作品「二人のためのアダージョ」収録

2017
楽譜 「奇跡の輪」 Teeda出版

2018
教材 『子どもの音楽表現・うたあそび』(共著 柚木たまみ編) 三学出版
編曲及び楽譜制作を担当

2018
CD 『ブリュッセル・レクイエム』 土気シビックウインドオーケストラ Wako Record
自作品「高雅で感傷的なタンゴ」収録 ※バンドネオンソロ:生水敬一朗

研究論文

2009
『能勢の人形浄瑠璃における創造性① ー文楽、淡路・阿波の人形浄瑠璃との比較を中心にー』
大阪音楽大学音楽博物館年報『音楽研究』第24巻 PDF

2010
『バンドネオンの演奏表現における可能性 ー楽器構造の視点からー』
大阪音楽大学音楽博物館年報『音楽研究』第25巻 PDF

2011
『「地域に根ざしたコミュニケーションの活性化」についての私見-次項『能勢の人形浄瑠璃における創造性②』に向けて』
大阪音楽大学音楽博物館年報『音楽研究』第26巻 PDF

2012
『能勢の人形浄瑠璃における創造性② ー文楽、淡路・阿波の人形浄瑠璃との比較を中心にー』
大阪音楽大学音楽博物館年報『音楽研究』第27巻 PDF

2024
『バイソニック式(双音式)バンドネオンの楽譜における蛇腹の開閉の表記とその活用 -地域性および作家性の視点から-』
『大阪音楽大学研究紀要』第62号

機関紙・新聞等

2010年10月1日 日本リードオルガン協会発行 ニューズレター No.29 361ページ
「《特別寄稿》「時雨蛍舞う夢」、リードオルガンの叙情」 PDF

2012年2月25日(月) 富山新聞 25ページ
「生と死、崇高な響き 子守唄フェスタ 童話「つららの坊や」」 PDF

演奏会制作(主なもの)

2004年9月3日
「関西ファンファーレオルケスト」
大阪市立青少年会館 PDF
オランダやベルギーにおいて有名な管楽合奏「ファンファーレバンド」編成の日本への紹介。日本人として初めての試み。

29/08/2006
“Green Angels Chality Concert in Malaysia 2006”
venue : Merdena Palace Hotel & Suite, Kuching, Sarawak, MALAYSIA
19/07/2007
“An evening of music in tribute to Pattabhi Rama”
venue : Alliance Francais Bangalore, Bangalore, INDIA
21/07/2007
“Concert of classical music of Bangalore School of Music”
venue : The Bangalore School of Music, Bagalore, INDIA
財団法人ロームミュージックファンデーション音楽特別在外研究生としての研究活動。異文化交流・外来音楽の導入等。

2009年5月16日
「うたはかたりかける 一 -うたと日本画-」
白鷹禄水苑宮水ホール(兵庫県神戸市) PDF
2010年1月31日
「うたはかたりかける 二 -うたと書道ー」
神戸酒心館ホール(兵庫県神戸市) PDF
2012年8月27日
「うたはかたりかける 三 -うたと華道-」
大阪市中央公会堂中会議室(大阪府大阪市) PDF
日本語を用いた「うた」の紹介及び創造。音楽の印象に付加価値を与えるための空間をデザイン(日本の視覚芸術を設置)。

2018年9月6日
「【C³】Vol.1 / 【立方C】第一回演奏会」 【C³】project team
豊中市立文化芸術センター 小ホール
『交流』と『多様性』をキーワードとして掲げている。3名の作曲家によって”自由”に書かれた新作および”自由”に選択された旧作の発表。演奏家によって”自由”に選択された楽曲の発表。

2021年6月27日
「旅する[自作自演]プチサロン Vol.1」 PDF
島村楽器グランフロント店スタインウェイルーム
大阪音楽大学において様々縁のある4名の作曲家(河村早南 髙木日向子 松浦伸吾 森川陽子 ※五十音順)をコアメンバーとする小さな音楽会。〔作曲した作品を作曲家が自ら演奏する〕ことを主とする。

2022年3月1日
「【C³】Vol.2 / 【立方C】第二回演奏会」 【C³】project team
大阪市立阿倍野区民センター 小ホール

2022年3月26日(土)
「Bandoneon Plus Concert Vol.1 – Bandoneon, Violin, Piano and Violoncello」 Bandoneon Plus
大阪基督協会島之内協会
2010年の小論『バンドネオンの演奏表現における可能性 ー楽器構造の視点からー』に続く研究活動として開始。
・バンドネオンを含む編成(またはバンドネオン独奏)による音楽作品の創作
・様々な音楽ジャンルへのバンドネオンの参加
・バンドネオンの演奏表現における可能性の探求
・”アルゼンチン・タンゴ”を 専門としない 演奏家(→クラシック音楽演奏家など)による、「(楽譜における)詳細な記譜」によって再現される”アルゼンチン・タンゴ”の提案

2023年3月26日(日)
「旅する[自作自演]プチサロン Vol.2」 PDF
島村楽器グランフロント店スタインウェイルーム

その他

2016
任天堂WiiU用ゲームソフト『ペーパーマリオ カラースプラッシュ』のサウンドトラックにバンドネオン奏者として参加